2012年05月07日
峠越え事件

Kan-non / 観音 / TANAKA Juuyoh (田中十洋)
今日は2012年5月7日。
1251年のこの日は海晏寺が創建された日だそうで。
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品川沖でかかった鮫の腹から出た観音像「鮫頭観音」を安置する海晏寺が創建。
後に一帯が鮫洲と呼ばれる。
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京浜急行線の鮫洲駅、なんかすんげー名前だなと思っていたらこんな由来があったんですね。
十数年前、弐代目米八そばである私は京急の平和島駅周辺に住んでいたのでとても懐かしいです。
京急線の駅名が風情があってすごく好きでした。
青物横丁、立会川、梅屋敷、六郷土手、八丁畷(はっちょうなわて)等々。
僕の住んでた平和島駅周辺は倉庫と競艇しかないっつー印象が今でも残っています。
そんな平和島での事件を一つ。
その当時バイトを探して2社面接を受けました。
IT関係の時給の高いコールセンターのバイトと、平和島の倉庫のバイトです。
コールセンターの面接では手ごたえが全くありませんでした。
「今使ってるパソコンのOSはいくつですか?」
との質問に、「オーエーエス航空です。航空貨物のパイオニアです。」と言いそうな位なんのこっちゃのわからんパソコン用語が飛び交い、何にもわからない。
しかしながら後日合否を連絡するとの事。
倉庫のバイトに関しては面接官の方にすごく気に入ってもらえて、即採用、明日から仕事っつー状況。
しかも面接官の方に「飯でも食って」と1000円もらう程の気に入られっぷり。
コールセンターはあきらめて倉庫で働くと決心し、翌日倉庫に出勤。
面接官の方も同行してくれて、「ここでがんばろう!!」と決めたその日の内になんとコールセンターからまさかの採用の連絡が!!
時給の高いコールセンターで働きたい若かりし頃の僕はどうしたかと言うと、、、
父を殺しました。
まぁ正確には危篤状態という設定。
倉庫面接官さんに「親父が危篤なので沖縄に帰らなくてはならない」とローテンション演技で電話。
速攻嘘と見抜く面接官さん。
いや本当なんですと嘘をつく俺。
その後何も知らない俺の実家に面接官さんが探りの電話!!
「お父さん大丈夫ですか?」
察しのいいお母さんは
「峠は越えました。」
と返事したそうです。
しかしながら嘘はいけないと考えさせられる事件でした。
正直に別の仕事が決まったから辞めさせてくださいと言えば良かった。
今でもふとこの話を思い出すとバタバタふんがーおえぇぇぇ!!!!!っつー感じで暴れだしたくなるほど痛い思い出です。
あの時の面接官さんに心から謝りたい。
そして1000円返したい。
本当に、本当に申し訳ありませんでした。
それでは本日も皆様のご来店を心よりお待ちしております。
米八そばのホームページへも是非おこしください。
※記事の内容はこちらのページを参考にさせていただきました。
Posted by 弐代目米八そば at 09:40│Comments(0)
│今日が一体何の日であるか